【結論】メントスコーラをやるときは、ペットボトルのコカ・コーラでやろう。
【材料】コカ・コーラ、メントス
読者の皆さんはもうご存知だと思いますが、メントスコーラについて説明しますね。
メントスコーラとは、メントスと炭酸飲料(通常はコーラ)を組み合わせた化学反応を利用した実験です。一般的には、メントスを炭酸飲料に入れると大量のガスが発生し、泡が勢いよく噴き出す様子が観察されます。
これは、メントスに含まれる微小な気泡生成剤(ゲル化剤)が、炭酸飲料中の二酸化炭素ガスを核として利用し、急速に二酸化炭素ガスを放出することに起因しています。
メントスの表面は粗いため、その表面積が大幅に増加し、ガスとの相互作用が強まるため、大量のガスが一度に放出されるのです。
この現象は、メントスの特殊な構造と炭酸飲料の二酸化炭素ガスの特性によって引き起こされます。一般的にはコーラが使用されることが多いです。今回の実験では行いませんでしたが、他の炭酸飲料でも同様の反応が観察されることがあります。
【実験開始】
私は、コカ・コーラを買ってきました。容量500mlで、容器はアルミ缶です。
間欠泉みたいに吹き上がるんだろう、と想像しながらメントスを投入しました。
……失敗しました。
飲み口から「シュワシュワ……」という炭酸の音が、心なしか通常のコカ・コーラより大きく聞こえますが、You Tubeに山程あるメントスコーラの動画のように吹き出しません。「メントスコーラ 失敗」とGoogleで検索しても、何も出てきません。どうやら、メントスコーラに失敗した人類は私ひとりだけみたいです。
一体なぜ失敗したのか? You Tubeのメントスコーラの動画を見て気づきました。メントスコーラに成功した人たちは、みんなペットボトルの容器を使っています。アルミ缶と違って、ペットボトルは透明なので映えるからでしょう。
というわけで、500mlのアルミ缶とペットボトルのコカ・コーラを、1本ずつ用意して再チャレンジすることにしました。「飲み口が大きくなれば、太いメントスコーラが見れるのでは?」と思い、アルミ缶の上部を缶切りで開けました。
メントスコーラ、二度目のチャレンジです。
メントスコーラ成功です! ペットボトルもアルミ缶も両方吹きこぼれました!
……しかし、いくつか疑問が生まれます。なぜ初回は失敗してしまったんでしょう? アルミ缶よりペットボトルのほうがより多く吹きこぼれたのはなぜなのでしょう?
再び500mlのアルミ缶、ペットボトルのコカ・コーラを用意します。計ったところ、両方とも容量は500ml。ラベルに記載された情報通りですね。ちなみに、ふちのギリギリまで水を入れてみたところ、両方とも600ml弱入れることができました。
初回の実験と二度目の実験を比べてみます。初回はプルタブを開けメントスを投入。二度目は缶切りで缶の上部を開けメントスを投入。飲み口の大きさでメントスコーラが起こるかどうかが変わるのでは? という仮説を立てます。
「缶切りで開けたアルミ缶と、開けなかったアルミ缶でメントスコーラをやったらどんな違いが生まれるのか?」
メントスコーラ、三度目のチャレンジです。
……飲み口にメントスが入らない!?

プルタブを垂直に立てないと、メントスは入らないみたいです。
なぜ初回は失敗したんでしょう……
もっと実験を重ねたら「なぜ初回のメントスコーラは失敗したのか?」がわかるかもしれませんが、コカ・コーラとメントス食べ過ぎました……気が向いたら再チャレンジします。
【余談】
口の中にメントスを入れた状態でコーラを飲んだところ、炭酸のシュワシュワ感が上がり爽快感が増しました。メントスの味はミントがおすすめです。ぜひ試してみてください。
