近日中に葉脈標本の実験を行う予定のくどうです。
葉脈標本の作り方を調べているとき、「水素が発生するので重曹をアルミ鍋に入れてはいけない。爆発する危険があるから」と知りました。が、インターネットには銀製品の黒ずみを消すためにアルミと重曹を使う人もいるみたいです。どういうことなんでしょう?
試しに、ChatGPTに「アルミ鍋の中に重曹を入れたらどうなりますか?」と聞いてみました。

水素に関しては何も表示されません。今度は「アルミ鍋に重曹を入れると、発生する気体は何ですか?」と質問してみます。

二度目の質問でも、水素の「水」の字も出てきません。今度はストレートに「アルミ鍋に重曹を入れると、水素は発生しないのですか?」と聞いてみます。

申し訳ありません、先ほどの回答に誤りがありました。アルミ鍋に重曹を入れると、水素ガス(H2)も発生します。
正しい化学反応式は以下の通りです:
2NaHCO3 + 2Al → Al2O3 + 3H2O + 2CO2
重曹(炭酸水素ナトリウム、NaHCO3)がアルミニウム(Al)と反応すると、酸化アルミニウム(Al2O3)、水(H2O)、二酸化炭素(CO2)が生成されます。そして、この反応過程で水(H2O)から水素ガス(H2)も発生します。
したがって、アルミ鍋に重曹を入れると、二酸化炭素ガス(CO2)とともに水素ガス(H2)が発生することになります。なお、水素ガスは可燃性があるため、注意が必要です。十分な換気を確保し、火気や点火源から離れた場所で実施することを推奨します。
なんとChatGPTが誤答していたことが判明しました。
もし何も知らずに、アルミ鍋で重曹を使ったら……と想像すると恐ろしいです。
便利なChatGPTですが、過信しすぎないほうがいいですね。
